出展報告〜11/18(日)鬼子母神手創り市〜

なんだか久しぶりの更新です。

というのも、久しぶりに、鬼子母神手創り市に、出展したからですよ!!

もう秋を通り越して、冬、というかんじの風の冷たさ。

しかしイチョウの木の下で感じるのは秋の雰囲気。朝いちばんでは、おそらく実行委員の方が拾ってくれたのでしょう、銀杏は落ちておらずとてもきれいでした。こういう配慮、とてもとても嬉しいです。

しかしその後はしばしば降ってくる銀杏爆弾に悩まされながら…(笑)それもまた風流。しかし銀杏クサイ。風が強かったのも悩みのタネのひとつでしたね。ポストカードや手ぬぐいなどが宙に舞うハプニングも何度か見られましたが、商品はかろうじて失わずにすんだかと思います…

 

久々の鬼子母神では、新しい方たちとの出会いもとても嬉しく、お名前はんこなどを中心にオーダーいただきました。

そしてまた、出店者さん、そして今まで彫らせていただいたお客さまともお会いできて。「お久しぶりですね〜」と言葉を交わせる喜びをひしひしと感じながらの出店となりました。

「似顔絵はんこ、職場でも似てると評判です!愛用してます」「今年も年賀状に使います!」と嬉しそうにいっていただけたり。
「お店のはんこ、紙袋やカードにもおしまくって使ってます!」と、お店のはんこを彫らせていただいた出店者さまにも言っていただけたり(そしてそちらでもまたついお買い物してしまう)。
「最近見ないからどうしたのかと思った。ちょっと見ないうちに作品増えてるね〜見せて見せて」とあいかわらず作品を嬉しそうに見てくれる出店者さんがいたり。
スコーンを差し入れてくれる常連さんがいたり。
お小遣いをにぎりしめてハガキを買ってくれるお子さんがいたり。
ふらっと立ち寄ってくれる友達や、偶然遊びにきた知り合いの方や、わくわくしながら楽しんでいく手創り市大好きっ子になったさくはんじょ関係者の方たちに会えたりと。笑

ひとつひとつが感動です。

中でも感動したのは、昨年、ご家族3人でいらして、ご家族のはんこを彫らせていただいたかたが、「今年は家族が一人増えたので…」と、昨年より大きくなったお姉ちゃんと、ちび坊やをさらにひとり連れて(!)、ご家族4人のはんこをオーダーしていただけたこと。とてもいい笑顔で写真もうつっていて。こちらまで幸せなきもちになりました…。
こう思っていただける気持ちは、本当に本当に大切にしたいです。いいはんこが彫れますように、がんばります。

今回は、わずかながら新しい商品もつくりました。

クリスマスカード、しおり、冬ポストカード

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※こちらも常連のえつこさんからいただいた写真です…すいません、そしてご購入ありがとうございます。笑

冬らしく、こたつと、鍋(すき焼きという意見も多かったのでそれでもよしです)。そしてゆるゆるサンタさん。それからゆるゆる赤ちゃん。作品が、年々ゆるくなっていくような。

12月もどこかで出展の機会に恵まれたら、年賀状もいよいよ展開しようかと思います。ギリギリに年賀状書く組の皆様、どうぞご期待ください。笑

さてさて、今回久々の出展で、準備に追われたり当日もバタバタしたりとすっかり自分で写真撮るの忘れてまして。こちらもいただきものですが。笑

こんなところで今日は彫ってました。

いちょうの木の下で彫り彫り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いちょうの木と妙にマッチしていますね。笑

しかし個人的には感慨深いのです。
昨年の私と比べたら…

地べた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、地べたに座っていたのですよ。これは割りと最近まで。笑 (右側でうつむいているのが私です。彫っているのですよ)

しかし今は、テーブルをいただいたり、椅子を購入したり。商品用の什器が少しずつ増えたり。少しでも見やすいように黒板を作ったり。
さくはんじょは着実に進化しているのです。と、手前味噌ながら思いました。笑

よく、電話一本から起業した会社、などというエピソードを聴きます。
さくはんじょはとくに法人化したものではありませんが(社長と呼ばれてるのはあだ名です。笑)、それこそ、さくはんじょは、彫刻刀一本から始めたといっても過言ではないかもしれません。(いや、過言か。)

少なくとも、はじめて出展したときは、、、もんのすごい重いテーブルを無理やり運んだような。
その後試行錯誤して、工面したのが、木製のキャンバスを蝶番でつなげて、短い足をくっつけて地べたにすわって彫るという手法。かなり無理やりですが。笑 それからもまた、他の方からテーブルを借りたりしてなんとかやりくりしていたものを、ここまでなんとか、「自分のお店」を作れるようになったというのは、個人的には感慨深いのです。
そして何よりも、出店当初は、さくはんじょなんて名前誰も知らなかったし、出店者さんに知り合いもいなかったし。

まあ別にお金持ちにでも有名人にでもなったわけでもなく、イベントを重ねるごとに、少しずつ、必要な物を集めたり、出会いを重ねていった結果なのですが…。

う〜ん感慨深い。

(とりあえずもし私が有名になったら、「はんこ成りあがり」という本でも書きましょうか)

とりあえず次は、自分のだけではなく、お手伝いの人の椅子も用意できるような余裕が欲しいところです。笑
あと、「とにかくこたえられるだけのオーダーにこたえて彫りまくるぞ!」というハングリー精神を取り戻したいです。笑 (とくに寒かったからか、その熱い思いが足りていたのかどうかは疑問…)

とにかく久々の鬼子母神手創り市は、そんなことを思わせてもらえる場となりました。

一人でも、二人でも、さくはんじょを知ってくれて、あるいは、さくはんじょを目指してくれるお客さまがいることを、本当に幸せに思います。また来ます。