【チェコ記2】20170313(月)プラハ マイナス2度の朝

ちょい肌寒い朝。なかなか早寝早起きの生活をしている。

プラハの中心地を歩いていると、「銀行はどこにある?」と話しかけられた。よくわからなかったのでそう伝えると、イタリア人らしく、ぼく来週日本にいくんだ!じゃあね!と明るく去っていった。と思いきや、同じ方向に向かっていた彼が引き返してきて、チェココルナをユーロと交換しないか?日本円でもいいという。彼の提案するレートがよかったので、一瞬いいかな?と思ったが彼の差し出した一部のお札がどう見てもコルナではない。これコルナじゃないでしょ?っていうか表記がチェコ語でもないし。と伝えると、でもATMででてきたんだ!の一点張り。すぐ引き下がったから本人の勘違いなのもしれないけど詐欺だったかと思うと危なかったな。気を付けよう。

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昼前頃に、プラハの町並みを一望できるペトシーンの丘へ。かわいいケーブルカーに揺られて5分ほどで丘の頂上へ。ちなみにプラハの交通機関は、トラム、バス、地下鉄、そしてこのケーブルカーなんかも含めて共通で、時間で区切られている仕組み。30分24コルナ(約110円)、 90分32コルナ(約150円)、1日券(24時間、日を跨いでもOK)110コルナ(約500円)、3日券(72時間)320コルナ(約1470円)。(2017年3月時点:1コルナ=約4.6円で換算)使用開始のときにピッとする。抜き打ちで見回りがあり違反者は罰金となる。

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ケーブルカーで上がった先の、丘の上には展望タワーがある。もちろん迷わず登ったけれど、階段を上っていくにつれて、途中から壁がなくなり、もう手すりの向こうはすぐに外。

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高いところは基本的に好きだけどここまで臨場感満載だとさすがにちょっとおののきます。でもすばらしい景色。

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プラハ城、不思議な形のテレビ塔、ヴルダヴァ川、一面のオレンジ屋根…。一面、ずっと先の奥のほうまで、ずーっとプラハが続いている感覚。やっぱり奇跡みたいな街なんだな。
スケッチを試みるも、どうも街全体を描こうとすると、なんだか自分の限界も感じて苦しくなってくる。うう。果てしない。この街をうまく描こうとするなんて、なんておこがましい行為なんだろう。と、勝手にうちひしがれる。

その後はいこうと思っていたカフェ(古本屋と一体になっている)Ouky doukyのあるレトナー公園近くのエリアへ。そしてアート本を扱う「Page5」というお店に突撃し、作品をおいてもらえないか相談。店主と相談の上決めるからまた翌日にきて、という返事。

諸事情により早めに一度滞在先に帰宅するも、夕飯はきちんと食べたいなと付近の飲食店を調べたら、地ビールのお店があるというのでいってみる。住宅街のど真ん中で街灯も少なく、ひともあまり通らないのでビクビクしながら向かったが、入ってみると大にぎわい。軽めのビールを、と注文したが、きたビールは薄い色ながらも苦味満点。ここで醸造しているのかな?さすが地ビール。
ポニーテールにタンクトップのお姉さん(推定50代…かも)は、仕事がないときには常連さんのテーブルで一緒に飲んでいる。チェコ人って、やっぱりいいよな。

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