【チェコ記2】20170312(日)ヨゼフ・カレルチャペック兄弟展

朝からクトナーホラへ。プラハ本駅で切符を買い、電車に乗り込む。所要時間は片道一時間ほどで、運賃は往復220コルナ(約1000円)くらい。慣れたかんじで切符を買ったものの、最終目的駅まで買えてなかったしうっかり手前で降りてしまうというミス。慣れているフリしたってだめだな。
バスも電車もいったばかりで、気持ちが急いていたので思いきってタクシーを使って直接目当てのギャラリーへ向かう。

GASKギャラリーはとても広くて贅沢な空間。無料で見られるエリアに加え、企画展示が3つほど同時にやっている。真っ先に向かうはもちろんチャペック兄弟展。はんこ以外の、この旅の大きな目的のひとつだった。

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今回の展示はチャペック兄弟の子供への視線がテーマ。

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ヨゼフを中心に、チャペック兄弟の作品が、もうこれでもかっていうくらいぎっしり並んでいて、おなかいっぱいどころではありません。1週間くらいかけてちょっとずつ眺めていたいような、宝物がつまった展示。この人の描く線は人柄がにじみ出ていて、本当に好きだなあ。ちなみに、チェコの美術館は写真撮影OKなところが多かった。

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世界中で出版されている、愛犬のエッセイ「ダーシェンカ」。
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油絵や絵本原画、イラストなどの作品の数は本当に膨大。自分の記録用に撮っていたので、いい写真でなくてごめんなさい。

子供についての展示なだけあって、子供も大人も遊べるスペースも充実。
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ダーシェンカの映像も寝転がりながら見られる。
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この美術館は至るところにアートブックなどを見ながら寝転がれるところや、室内に突然木がにょきっと生えていてグリーンがいっぱいのベンチエリアがあったり。天井の広いカフェには、各テーブルにバラの生花がおいてある。そしてなんといっても窓の外を見れば大聖堂や美しいクトナーホラの町並みが広がっている。この美術館の存在が唯一無二な空間。

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チャペック兄弟の展示を2周したあと、気持ちのいい美術館内を歩き回って他の展示を流し見て、最後に名残惜しく結局チャペック展に戻って最後の2周。

マッチ箱のようなサイズのスケッチ画がたくさんあってたまりませんでした。人のスケッチを見るのってなんだかぞくぞくする。
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添えられていた兄弟の言葉などについてはまた詳しくは明日の記事にて。

その後は銀貨の製造で栄えたクトナーホラの歴史を学ぶツアーに参加してみる。銀貨製造の職人は、よく稼ぐし仕事の騒音で聴力を失うからよい夫とされた、なんてジョークがあったらしい。大量生産が必要な時代になるほど銀貨の質は落ちていったそう。

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実は2015年の旅でも一度訪れたクトナーホラ。本当は一番有名なのはお骨でできたシャンデリアなどの装飾が有名な「セドレツ納骨堂」。前回行ったのでこちらはいかず。
やっぱりここはとても美しい街だ。

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