ひさしぶりの弾き語りライブ

ひっさびさの弾き語りライブが終わりました。

パン屋さん。ドーナツおいしかった〜

場所は、落合のパン屋さん。この日は、中井という街全体が「染の小道」というイベントで活気づいた日でした。とても、いい雰囲気。書くべき場所はここかよくわからないのですが、とりあえずこちらに。

本日のセットリスト
1 walk
2 ki se tsu
3 vain
4 シャワー
5 卒業写真(松任谷由実)
6 東京
7 ひとりたすひとり
8 生きすぎた(アンコール?笑)

最近はずっと「ゆるさ」というバンドで活動をしていたので、ひとりの弾き語りは久しぶり。ゆるさの活動が活発になる前も、「ニコル」という名前でゆるゆる活動はしていたのですが。固定メンバーで演奏していた頃を過ぎてからは、そのとき一緒に演奏できるひとと一緒に演奏する形になり。ひとりでライブ、というのはなかなか勇気がいるので、そんなにはやってなかったと思うのですが。

思えば高校で出会ったメンバーとバンドを始めて。メンバーの作った曲に歌詞をつけて、はじめてバンドで作った曲がvain。それからあっという間に10年以上、経とうとしています。高校の教室、ストーブの前、階段の踊り場、そんなところで練習した青い春から10年っていうことか。
色々もやもやしていた時期だったようで?歌詞が暗かったりするけど、歌詞が英語なのは、単純に恥ずかしかったからです、日本語で、歌詞を書くという行為が。英文法間違ってますけどね。笑

その後はほとんど歌詞も日本語で書くようになったけれど、自分で作曲もするようになったのは大学時代に留学していた頃。それがwalkという曲でした。この曲も英語詞ですが、英語なのは、単純にアメリカにいたときに作ったから、なのかな。とても短い曲ですが。

その後は、まああまり使っているコードのバリエーションは増えませんが…笑、なぜか曲は増えています。
自分の弾けるコードを手探りで探して、曲と歌詞をほぼ同時並行に作っています。
バンドでやっていた曲も、ひとりでやっていたけど今はあまりうまくできなそうな曲も含めると、フルアルバムが3枚くらいできるかもしれない。笑 しかし、こんな状況にある今を、10年前に想像できただろうか。

私はギターもうまくない。歌もさしてうまくない、とかいったらなんていうかアレなんですけど…
私がはんこ屋をはじめたときも、「絵が描けない人でもはんこが彫れる」を証明してやろうという思いがありました。実際そう書いていたし。
だからこそ誤解を恐れずにいうと、「うまくなくても弾き語りはできる」も私は証明できるんじゃないかなあと思っています。

私は、音楽を浴びるように聴きまくったりも、たえきれず歌い出したりもしないし、音楽を奪われたら生きていけない、というようなタイプの人間ではないと思ってるんですが。いや、周りにそういう人が多いので…。

ただ、気がつけば10年以上も音楽を一応やっているし、曲も増えているし、少しずつ、少しずつギターも歌も多少上達してる(と思いたい)。

今でも十分うまくないけど、きっと去年は、3年前は、5年前は、10年前は、もっともっと、下手だったはず。

はんこも、そうやってきてるのかもしれない。そんなに長年やってないから、歌とはまた違うし、はんこの技術はもっと急激に伸ばしたいですけど。笑

荒削りでも見せること、下手っぴでも続けること、
それが結局、こうやって、演奏させてもらえるチャンスをもらえたり、
ほんの少しだとしても、周りを喜ばせることができている?のかもしれない。

それって考えてみると、すごいことだよなあって思います。

歌をうたうことが、はんこを彫ることが、大事なつながりをつくったり、今ある環境をありがたく思えたり、自分と向き合う時間になったり。
「これは続けたい」と自分で思うことは、続けるべきだなあと、強く思うわけです。

なんて、ずいぶん昔の曲を自分で演奏したりしたせいか、なんとなくおセンチな振り返りになってしまいましたが。

とにかく帰りには、会場からすぐ近くだった、赤塚不二夫プロダクションにグッズを買いに行きまして。バカボンパパが卒業した、バカ田大学のマグカップと、メモ帳を買ったんですけど…。会場に忘れて来ました。
この忘れん坊将軍の体質はどうしたら治るんでしょうか。

というわけで、またいきます、スワンベーカリー。
パンを食べに(忘れ物を取りに)。