【およそ3センチ角の日記】20160708 見届けたい

選挙

「選挙、というものは、とても大事なものです。」
「だから選挙に、行きましょう。みなさん。」
「投票に行かない、無党派層が動かなければ、政治は変わらない。」
「若者が投票に行かないから悪い。」
「だからとにかく何が何でも行ってよね。」

そういうメッセージがばしばしと飛び交って、
「行かなきゃ」というインプットによってとにかく投票所に行く。
今までの選挙でも、自分なりに付け焼刃で調べて投票をしているとはいえ、最終的には「免罪符」的に投票所に行っている気持ちはどうしても拭えなかった。今回も拭いきれているわけではないけれど。

今回の選挙が近づいて、投票に行かなきゃなあ、誰に入れよう、どうすればいいんだろう?
憲法が変に変えられてしまうのは嫌だ。そして原発はなくなってほしい。それだけは思っていること。

と、思いながらインターネットで情報収集をしていると、
「今回の参院選で自民党が勝利してしまうと、自民党が変えようとしている憲法にいよいよ変わってしまうぞ」
「とにかく野党に投票しましょう」
「っていうか選挙行きましょう」
「盛り上がってる若者もいるぞ」

とまあ、受け取るメッセージはこんな感じだ。(軽すぎるまとめですみません)

ふむふむ。
しかしどこに投票したらいいんだろう?
昔からテスト前に勉強を詰め込む癖のある私は、投票の直前にならないと情報収集を始めないのだ。それが悪い癖。

手始めに、毎日新聞の「えらぼーと2016」をやってみた。
候補者と同じアンケートに答えて、政党と候補者との一致度がわかるというもの。
質問項目が限られているし、細かいことはさっとわかるわけではないのですが、起点としてはいい気がする。
これについてはよくわからないなあ、というものが飛ばせるというのもやりやすい。

これが存外におもしろかった、といったらなんですが。
ネットで話題の人と、自分の意見が結構合わないということを知った。
なんで合わないんだろう?と思ったら理由も少しわかった。
一致度がかなり高かった人は少し重点的に調べてみた。
まあネットでの評判の信憑性なんてたかが知れているけれど。
それでも知らない人を全員しらみつぶしに調べていくよりは途中でめげないで済むので良い。

結果的に、期日前投票はしてきたけれど、
とはいえ、なんとか直前になって情報を探しているので、
「絶対この人だ!」というところまで落とし込めたかというと微妙だし、
翌日行ったらまた意見が変わっていたかも、というくらい、判断が難しいし紙一重だったし最終的には、もう、この人を信じるしかない!というような気持ちで入れました。多分受かると思う。というか受かれ。受かってくれないと困る。

投票した人が当選して、その人がどのような働きをしてくれるか、そしてそれを自分はどう思うか、
そうやって考える、糸口にさせてくださいよ。 お願いですよ。だから当選してほしい。
こういう気持ちにどうか応えてくれる選挙でありますように、という期待を込めて。
そしてまだ行ってない人がいたらやっぱり選挙には行ってほしいなと思う。

投票した帰りに思い出し、憲法全文を付録にしたという噂の「スピリッツ」も買ってみた。
こういう雑誌を買うのは初めてかもしれない、電車で読んでたらサラリーマンみたいな気分になった。
うん、政治と文化が乖離しすぎるのは良くないと思うんだ。主張が溢れすぎるものは解釈が難しいけど。
スピリッツの試みはとてもよいものなんじゃないかなあ。と思う。