おきゃくさんがくれたおかし

手創り市の際、お客さんとして遊びにきてくれた方に、お菓子をいただきました。

伝わりますかこれ。
ヨックモックさんのお菓子です。
みんな大好きなあれです。
久しぶりにもらうととても嬉しいものですね。

突然ですが、私には9歳年下の弟がいます。
9歳の私の前に突然現れた赤ちゃんは、私にとっては最大のおもちゃだったようで。
小学校中学年にして、ほぼ生まれてはじめて遭遇した、赤ちゃんの言動ひとつひとつは、それはそれはいくら観察しても飽きないものでした。
当時、観察日記のような新聞を手作りでつくり、親戚や知人に配布していたくらい。多分今発掘されたら死ぬ程恥ずかしいですが。

そんな新聞の記事のひとつにもなった気がする出来事。
そんな弟が、おそらく2〜3歳の頃だったと思うのですが、このお菓子が大好きで大好きで、よくねだっていました。
そして弟はこのお菓子をこう呼びました。

「おきゃくさんがくえたやちゅ」

(お客さんがくれたやつ)

(用例:「ねえ〜おきゃくさんがくえたやちゅ、ちょうだいよ〜。おきゃくさんがくえたやちゅ〜」)

この言葉は我が家で一気に流行り、しばらくこのお菓子は「おきゃくさんがくえたやちゅ」と呼ばれていたものでした。
今でもこのお菓子を見ると思い出します。
そして言い得て妙だなといつも思うのです。
だっていつもお客さんにもらうもの。

そして、おきゃくさんがくえたやちゅはいつでもおいしい。
ずっと変わらないでいて欲しいものって、世の中にたくさんあるものです。